皆さんは「道路族」って聞いたことがありますか? 道路で公園と同じように遊び近隣住民に迷惑をかける子どもとその親のことです。この道路族が犯罪まで行って被害者の生活を破壊することもあるんです。今回は、LINEで行動を監視されながら嫌がらせを受け続けた一家の事件を紹介します。
町内会を抜けたことが始まり
被害者Aさん一家が引っ越した一軒家の隣が道路族でした。町内会を抜けたこと、道路で遊ぶ子どもへ他の場所で遊ぶように注意したことが発端で、隣人を含む近隣住民が道路族となりAさん一家へ嫌がらせを行うようになりました。裁判では、LINEを使ってAさん一家の行動を監視し、嫌がらせをしていたことが明らかになっています。
「Aさんの家から笑い声が聞こえた不快」
「Aさんの車が〇〇に駐車されている」
見張り役がLINEでAさん宅の様子や行動を共有して、嫌がらせ役がその内容を聞こえるよう大声で叫ぶという組織的な嫌がらせが行われていたといいます。
相手の行動を監視してLINEで嫌がらせ相談
毎日のように近所の子どもたちが目の前の道路で遊ぶ声や騒音がAさん宅に響き渡り続け、ときにはAさん宅の庭に入り花を引き抜くなどの迷惑行為もありました。
本当に酷いのは道路族の親たちです。道路にブルーシートを敷いて宴会をするようになったのです。Aさんが騒音について話し合いを提案しても「町内会を辞めた人に意見を言う資格はない」とまともに会話ができず、逆に息子への謝罪を求められるなど、集団で非難されました。
その後も、道路族はLINEで嫌がらせの内容を相談して、Aさん一家に向けて罵声を浴びせたり、エンジン音をわざと大きくするなどの迷惑行為を繰り返したようです。

いつか殺される恐怖から裁判へ
脅迫文が届く、インターホンから威嚇するなど嫌がらせは酷くなる一方で、Aさん一家は心も体も追い詰められていきました。Aさんの夫は心療内科に通うようになり、Aさんが外出するときにはナイフで刺されるかもしれと、まな板で防犯対策までしていました。
警察からの助言で防犯カメラを設置して証拠を集めることで、Aさんは法的手段に踏み切ります。裁判では、道路族の人格権侵害が認められ一部の住民に罰金が科されています。もちろん、嫌がらせ行為の即時中止が命じられる判決も下されました。
事件が起こった背景
今回のケースは、道路族が相手を監視したり組織的に嫌がらせをするまで発展した集団いじめの例です。近隣トラブルが深刻化する背景には、個人の意見を尊重せず、集団で相手を排除しようとする同調圧力があります。
近所との関係を良好に保つためには、冷静な話し合いや妥協が必要です。本来は相手の立場を尊重すべきですが、時には話が通じない相手もいます。この道路族は道路で子供を遊ばせる目的で家を購入したとも言われており、他人の迷惑などお構いなし、常識など通用しなかったのだと思います。
事件が解決した理由
実はこの事件が解決に至った大きな理由は、「証拠をしっかりと取っていたこと」です。具体的には、騒音計を使って音の大きさを測り、その時の音を録音し、さらに録音している状況をカメラで撮影するなど、素人ではなかなか対応が難しいことも多くあります。その方法については別の記事で詳しく書こうと思いますが、一番重要なのは、防犯カメラを設置することです。自分たちが道路族からどんな犯罪行為を受けたか他の人に理解してもらえる形で記録することが最も重要だと言えるのではないでしょうか。