昔からの憧れだった中古のタワーマンションを購入して新しい生活をスタートさせたAさん。駅からのアクセスも良くショッピングモールも近いことで日々の生活も充実していました。多趣味で仕事が休みの日もほとんど家にいない生活から妊娠のため一日中家にいる生活に変わったことで騒音主になってしまった体験談を紹介します。
洗濯機を使う頻度が上がる
産休を取得したAさんは、家にいる時間が増えたことで、本を読んだり、好きな音楽を流したり、テレビで映画を観たり、ただただ普通の生活を過ごしていました。唯一、今まで共働きで休みの日にしか使わなかった洗濯機を毎日使うようになりました。
「静かにして」突然の申し出
ある日、下の階に住むBさんが訪ねてきて「洗濯機の音が結構響くので、何か対策をしてもらえませんか?」と伝えられました。使用している洗濯機は最新の機種で、特に音がうるさいとは思えず驚いたと言います。「そこまで響くものなのかな?もしかしてクレーマー??」と半信半疑でした。そのため、特に対策をすることもなく、いつも通り洗濯を続けることにしたのです。
管理会社からの苦情連絡にイライラ
2週間後、再び訪れたBさんから「申し訳ないのですが、やはり洗濯機の音がかなり響くんです……。」と言われのですが、Aさんは「比較的、最新の機種で音も静かだし、それほど気になるものではないはずですよ」と軽く受け流して全く相手にしませんでした。
翌週、管理会社から「Bさんから、洗濯機の騒音について苦情が寄せられています。」と連絡が入ります。腹が立ったAさんは「洗濯機だから多少音が響くのは当然でしょ」と言い返します。それでも話し合いの場を設ける提案をしてくるので渋々受けることにしました。

初めて相手の苦痛を理解
Bさんとの提案から洗濯機を動かした状態で部屋の中を確認させてもらいました。ここでようやく事態の深刻さに気付きます。Aさんの想像を超える大きな振動音と会話ができないほどの重低音が部屋中に響いていました。
自分なら、Bさんのように相手を気遣って冷静に話ができただろうか。今までBさんの発言を軽視する自分の言動や行動、何もしなかった自分の甘さの愚かさから謝罪の言葉以外は何も言えなかったそうです。
二千円で劇的に改善できる
翌日、Aさんは、洗濯機の騒音に効果がある防振マットを購入。洗濯機の下に敷いてBさんのお宅で確認したのですが、多少は改善したのですがAさんが納得できる結果ではなかったので、別の種類の防振シートを追加で使い、ほとんど音がしなくなりました。防振シートは2種類合わせて1,800円程度だったそうです。Bさんからの感謝の言葉に「こんなに安くて簡単にできるのに、自分が恥ずかしい」と返したところ「理解してもらえて本当によかった。お互い気持ちよく暮らせるのが一番」と笑顔で答えてくれたのでした。
やって終わりは更なるトラブルに発展
周りに他人が住んでいる以上は自分が騒音の加害者になる可能性はあります。今回、Aさんは「自分の家の中では静かでも、下の階ではまったく違う音の伝わり方をしているなんて考えもしなかった。」と話しています。しっかり話し合いをすることが大切です。Bさんは冷静に話をする方でしたが、我慢が限界に達して怒鳴り込んでくるケースもありますが、それでも相手の話を聞くことで関係も改善して、後々のトラブルに発展しにくくなります。
また、対策を講じた後、強気に出る方もいますが、改善しなければ意味がないのです。必ず対策後も話し合いを継続して、お互いの妥協点を探すことが最も重要なのです。