【道路族:3】自治会に相談する

1.苦情の手段

自治会・町内会(以下自治会)の会長や副会長などのと穏やかな関係なら直接相談することが有効です。同じ被害者がいる場合に多数の意見として取り上げてもらう場合は、定例会などで回覧板の活用などを提案することができます。ただし、自治会に加入していない場合は相談は難しいでしょう。

2.苦情の伝え方と内容

・事実を整理する
 いつ、どこで、どのような迷惑行為が発生しているか
 写真や動画などの証拠があれば整理(撮影が難しい場合は日記形式で記録)

・目的を明確にする
 例)子どもたちが道路で遊び、危険なので安全対策を講じてほしい
 例)騒音がひどく、生活に支障が出ているので改善策を相談したい

それでも、自治会に相談したことで道路族が軽減した地域もあるようです。自治会への相談が成功した事例を紹介します。

(2)自治会と警察が連携しパトロールを実施
道路で頻繁に遊ぶ特定の家庭の子どもたちについて相談したところ、自治会と警察と協力して地域のパトロールを強化。注意喚起の看板も設置したことで道路遊びの頻度が減少。

自治会等が母体となっている地域運営組織は平成28年から2倍程度に増えていますが、自治会の加入率は下がっています。そのため自治会への相談が無意味になることもあるようです。また、資金の不透明さや役員の負担など様々な理由から自治体を退会する人もいるようですが、そのことが原因で、道路族による酷い嫌がらせにまで発展した事件もあります(※参考 LINE監視ストーカー道路族
自治会の相談は、事態を悪化する、自分の情報を漏らされる可能性もありますので、必ず自治会の情報を確認してから行動を起こすようにしましょう。

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